どーも、PlugOutです。
突然ですが、一般的に「カツ」と言えばどんな料理でしょうか?
元はフランスの「côtelette(コートレット)」を日本風にアレンジした「カツレツ」から来ています。
今や日本独自の進化を遂げた別の料理として「Katsu(カツ)」という料理名が使われることもありますね。
そんな現在のスタイルの「カツ」を世の中に定着させたと言われているお店が、今も東京都の銀座にあるんです。
それがこちら!!!
「煉瓦亭」
こちらは明治28年(西暦1895年)創業の老舗の洋食屋さんです。
まさに激動の時代を駆け抜けてきたお店なんですよ!
さてそれでは早速、今回注文した料理をご紹介しましょう。
それがこちら!!!
「元祖ポークカツレツ」
今や定番となったトンカツと千切りキャベツのスタイルで登場です。
この組み合わせはここ煉瓦亭さんが発祥だと言われているんですが、実は本当に初期の頃は千切りキャベツではなく温野菜だったんだとか。
この背景にはなんとあの日露戦争が絡んでいると言うのだから、やはり老舗ならではの歴史を感じずにはいられませんね。
ナイフとフォークで切り分けたところ。
このカラッとした衣に中のジューシーな豚肉の、まさにカツならではの相性の良さが堪りませんな。
しかし「元祖」として……何だか一般的なトンカツと比べて「西洋料理風」を感じずにいられない独特の上品さもありますよ。
さてさて早速口に入れてみると、とにかく口の中に拡がるのは重厚なる肉汁と心地良く揚がった衣の絶妙なるコンビネーション感よ。
まさにお肉の豪快な食べ応えとフライの香ばしさの両方を贅沢にたっぷり堪能できる様な仕上がりになっていますね。
これが昔ながらのトンカツの味わい……それはまるで店内の老舗の洋食屋感が溢れる内装も相まって、まるで昔にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えるほどです(笑)
これは食べにきて良かった……まさにそう思わせる一品ですよ!!!
さてこの煉瓦亭さん、実はオムライスの発祥のお店とされている※んですよ。
※ 諸説あり
更にここのオムライスはあの韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の「忘れられない味」だそうで。
先日の日本訪問の際のおもてなしでは、ここ煉瓦亭さんが2次会の会場に選ばれたんだそうな。
そうと来たら、やはりオムライスも見逃すワケにはいきませんね!
もちろん注文しましたよ、それがこちら!
「明治誕生オムライス」
実はこのお店で最初に生まれたとされているオムライスの原型は「ライスオムレツ」と呼ばれていて、その当初はこの形では無かった様です。
色々な経緯を経て定番のこのオムライスのスタイルに落ち着いたということみたいですね。
ちなみに個人的にはやはりこのシンプルなフォルムこそがオムライスとしては至高だったりすると思うんですよね。
もちろんアレンジされた色々なオムライスもあって美味しいですが、それとは別に基本に忠実なシンプル勝負のオムライスも良いなと。
それでは早速、スプーンで中を割ってみますよ。
パカーン!
断面から見える中身はぎっしりで、更にそれを包む玉子もフワフワで少し蕩けた感じ構図ですね。
さてさて、早速食べてみての感想ですが……何だかこれはニヤけるね(笑)
先ほどの韓国の大統領の「忘れられない味」と言うのも頷ける様な完成度の高いオムライスです。
特に玉子に関しては火加減が絶妙としか言いようのない、外側と内側の食感の違いが堪らないですね。
更に中身に関しては、もちろんもう一つの主役であるご飯と共に、しっかりとお肉や玉ねぎの素材の旨みと甘みがたっぷり溢れる味付けになっているのがとても嬉しいところですよ。
なるほどなるほど……これが明治の時代から受け継がれてきたオムライスの味なのね。
これは美味い!!!
いや〜、たっぷりと堪能させて頂きました。
今回注文させて頂いた「元祖ポークカツレツ」に「明治誕生オムライス」は、どちらも大満足の料理でしたよ!
ご馳走様でした!!!
……と、いうワケで。
気になった方は是非、機会があればチェックしてみてくださいね。
ではでは!