どーも、PlugOutです。
今回は2日目の途中から、更にアテネにある沢山の観光名所を周った様子をお届けしますよ!
それでは次に向かった観光地がこちら!!!
「Ρωμαϊκή Αγορά(ローマンアゴラ)」
この「Αγορά(アゴラ)」とは「人の集まる所」と言う意味で、ここはローマ帝国時代の広場です。
当時は商業活動の中心地をここへ移す目的で作られたのだそうな。
広場とは言ってもエリアとしてはそこまで広くは無いです。
そして色々な遺構がありますが、どれも建物としては原型を残していません。
そのため、この広場の当時の賑わいを頭の中で思い描くにはかなりの想像力が必要かもしれませんね。
とりあえず僕も雰囲気を味わうことに徹していましたよ(白目)
こちらは一番の見どころである「Αέρηδες(風の塔)」です。
なんと紀元前1世紀頃に天文学者のアンドロニコスによる建築物であると考えられているそうですが……確かにそんなに大昔の建物がこれほどまでに立派に現存しているのは奇跡ですね。
またこの塔には風向きを知る仕掛けに加えて日時計や水時計が組み込まれているそうで、別名で「アンドロニコスの時計塔」とも呼ばれているそうです。
そんな大昔にこの様な色々な仕掛けを持った建物が作られたなんて、まさに驚きですよね!
続いて、このローマンアゴラのすぐ近くにある観光地がこちら。
「Βιβλιοθήκη του Αδριανού(ハドリアヌスの図書館)」
こちらはローマ帝国時代にローマ皇帝ハドリアヌスが寄贈した図書館です。
前回に登場した「ハドリアヌスの凱旋門」とも合わせ、どうもハドリアヌスはかなりアテネに入れ込んでいた様子ですね。
ちなみにこちらの図書館は1度破壊された後に修復され、更に時代と共に色々と変化が加えられてきた建築物だそうですよ!
それほど大昔から人々に愛されてきた図書館だったということですね。
今では遺構が残るだけで、まさに諸行無常と言った感じでしょうか。
現在のこの風景から当時の様子を想像してみるのも面白いかもしれません。
ちなみに中央にあるこちらの遺構はフォトスポットになっていました。
確かに遺跡風の写真を撮るのにぴったりかもしれませんね(笑)
これは完全に余談ですが、僕のすぐそばで大家族が集合写真を撮っていて微笑ましかったです。
(英語で「ごめん避けて」と言われた)
さてさて、次に向かった先はこちら!
「Αρχαία Αγορά(古代アゴラ)」
このアゴラは先ほどご説明した通り「人の集まる所」と言う意味ですね。
この古代アゴラは「アテナイのアゴラ」とも呼ばれており、先ほどのローマンアゴラはこのアゴラから中心地を移す目的があったんだそうですよ。
……とここまで説明したところで、先に大事な点を一つ。
それは「先ほどのローマンアゴラと比べてこの古代アゴラは広大なので気をつけろ」と言うことです。
もちろん事前に調べて分かっていたのですが、特に調べずにここへ来る予定を立ててしまうと時間配分が狂うと思いますね(笑)
入ってすぐに案内がありますが……その地図を見るととにかく敷地が広大なんですよね(笑)
しかも敷地内にかなり沢山の貴重なスポットがあるので、割と全てを流し見で回ったとしても1時間以上はかかると思いますよ!
まずは遠くに見えるあの建物を目指します。
ご想像の通りに割と歩いて、到着したのがこちら!
こちらは「Στοά του Αττάλου(アッタロスの柱廊)」です。
これは紀元前2世紀にペルガモンの王アッタロス2世が寄贈した建築物ですが一度破壊されており、実は1950年代に城壁として利用されていた一部を使って再建した建築物だそうです。
ただし古代の建築物を忠実に再現したという点で、実は考古学的にはとても価値があるのだそうですよ。
ちなみに再建した目的は古代アゴラの出土品を展示する博物館を作るためでした。
そのため中は古代アゴラ博物館の展示室になっていまして、その再建の目的通りに貴重な展示を見ることができます。
結構な量が展示されているので、この博物館をじっくり見るだけでも結構な時間がかかりますよ!
こちらは2階の様子です。
実はここへ案内が特に無いので、割とルートが隠し階段みたいになっていました。
人の出入りがあれば、それを辿っていけば良いだけの話ではありますけどね(笑)
博物館を出たところで、入り口で猫ちゃんを発見。
実はアテネの観光地で出会う猫は、人慣れし過ぎていてあまり逃げたりする様子がありません。
そのため、割と近づいても澄まし顔で写真を撮らせてくれるのがありがたいです(笑)
さてさて、博物館を出た後もまだまだ見るものが沢山です(笑)
細かい物が多すぎるので、ここからはピックアップでお届けします。
こちらは「Ναός Ηφαίστου(ヘファイストス神殿)」です。
この古代アゴラで一番の見どころとして紹介されることが多い建物がこのへファイトス神殿です。
これは先ほども登場したオリンポス十二神の1神である「ヘファイストス」を祀った神殿だそうです。
なんと紀元前5世紀に建造されたそうで、実は古代ギリシャの神殿の中で最も保存状態が良いものの一つなんだとか!
確かにあのパルテノン神殿とほぼ同じ時期に建てられたのにも関わらず、まさかの現在もほぼ完全な姿で残っているのは奇跡かもしれませんね。
こちらは「Ωδείο του Αγρίππα(アグリッパ音楽堂)」です。
ここにはかつて音楽堂が建てられていたそうで、今はその遺構が残されています。
ほぼ当時の建築物の面影はありませんが、ここにはトリトンと巨人の巨像が残されており、音楽堂があった時代を想像させる非常にユニークな形をしていますよ!
さてこの後も次なる観光地へと向かうのですが……またまた長くなり過ぎてしまうので一旦この辺で記事を区切りたいと思います。