一昨日、僕にとっては割と衝撃的なニュースが入ってきました。
遂にきたか!
平成も終わるこのタイミングで、Yahoo!ジオシティーズも終わる……。
恐らく、Yahoo!ジオシティーズをご存知ない方も多いと思うのでご紹介しますね。
「Yahoo!ジオシティーズ」というのは、いわゆる「ホームページ(ウェブサイト)スペース」を提供するサービスです。
簡単にいうと「自分のホームページ(ウェブサイト)を作って見たいけれど自分でサーバーを持っていない」というようなユーザーに対して、サーバーのスペースの一部を貸出すというものです。
そしてとても特徴的だったのが「誰でも無料で使える」ということでした。
(ただし、制約として自分のホームページ(ウェブサイト)にジオシティーズの広告を掲載する必要があります)
今でこそFacebookやTwitterなどのSNSを通じて気軽にインターネットに発信できるようになりましたが、ジオシティーズが一番流行っていた当時はスマートフォンはおろか、パソコンもそんなに一般家庭には普及していませんでしたね。
(確か、教育機関にようやくパソコンが設置され始めた時期だったと記憶しています。)
インターネット回線だって、光通信ではなくてダイアルアップ接続が主流でした。
(専用回線を使わずにインターネットを使っていると、家の電話が繋がらなくなるんですよね。)
ここからは、僕のそんな感じの思い出話になります。
(最近のジオシティーズについては、僕はあまり詳しくないので語れません)
当時、インターネットを使って発信する方法の一つとして「自分のホームページ(ウェブサイト)を作ること」が流行りました。
僕もその時、家にあったパソコンでこれに熱中していたのを覚えています。
市町村や企業なんかは「ホームページビルダー」を使ってホームページ(ウェブサイト)を作っていましたが、これがまた結構値が張るので手を出しにくかったです。
そこで僕は、近所の本屋で「超図解無料でつくるホームページ入門」という本を買って、ホームページ(ウェブサイト)を作るために必要な知識(HTMLやJavaScript)を勉強しました。
いやー、懐かしいなぁ。
この頃はまだCSSがそこまで普及していなくて、HTML(ホームページを作るためのマークアップ言語)のtableタグやfontタグを工夫してデザインを作ったんですよ。
(この頃はブラウザによってレイアウト崩れが酷かったため)
あと回線も弱いので画像ファイルも多様できなかったなぁ。
そして自分で書いた、そのHTMLのファイルを「FFFTP」というフリーソフトでアップロードしていたんんですが、当時は普通の学生だったのでかなり苦戦していましたね。
(確かジオシティーズ上にアップローダーもあった気がするけれど、何か使わない理由があったような……)
そしてハマればハマるほど、僕はジオシティーズの環境では満足できなくなっていきました。
実はこの頃にブラウザゲーム(インターネットブラウザだけでプレイできるオンラインゲーム)が流行り始めていて、僕はそれを作ってみたくなったんです。
しかしそれをやるためには、ジオシティーズの無料プランではできませんでした。
(CGIというサーバー上で動かせるプログラム形式を、サポートしていませんでした)
そして僕はそれが実現できる、別の「ホームページ(ウェブサイト)スペース」のレンタルへと移行してしまいました。
(Infoseekとか、@Homeとか、ABCオロチとか)
そんなあの頃が2004年……あれから14年以上も経ったということで、月日が経つのは早いと感じます。
そんなこんなの延長線上に、今のSE(システムエンジニア)としての僕がいるんだなぁ。
ジオシティーズのサービスが終了するのは、昔の遊び場が消えたような感覚でちょっぴり寂しいです。
以上、そんな思い出話でした。